腹黒王子の取扱説明書
「ロマンスグレーの素敵なおじさまよ。父だけじゃなく、兄とも親しいみたい。すごく尊敬してるみたい。ゴルフもたまに一緒にするしね」
俊とも親しいのか。
だから、今日は休みたくなかったのかな。
配膳も終わり、自分達も秘書室でランチをする。
今日は社長の計らいで配膳したものと同じ一つ千八百円のお弁当を私達も食べている。
総務課にいた時はこんな役得なかった。
昼食の時間が終わると、私達は後片付けを済ませた。
ジュピターの社長が帰って今日の打合せも無事に終了したのか俊が戻ってきた。
普通ならそのまま専務室に戻るはずなのに、何故か秘書室のドアを開けて、私を見据えている。
「中山さん、ちょっと来てくれるかな」
爽やかな笑みを浮かべながら、俊が私に声をかける。
でも……目が全然笑ってない。
これは怒ってる。
でも、何で?
俊とも親しいのか。
だから、今日は休みたくなかったのかな。
配膳も終わり、自分達も秘書室でランチをする。
今日は社長の計らいで配膳したものと同じ一つ千八百円のお弁当を私達も食べている。
総務課にいた時はこんな役得なかった。
昼食の時間が終わると、私達は後片付けを済ませた。
ジュピターの社長が帰って今日の打合せも無事に終了したのか俊が戻ってきた。
普通ならそのまま専務室に戻るはずなのに、何故か秘書室のドアを開けて、私を見据えている。
「中山さん、ちょっと来てくれるかな」
爽やかな笑みを浮かべながら、俊が私に声をかける。
でも……目が全然笑ってない。
これは怒ってる。
でも、何で?