腹黒王子の取扱説明書
20、抱き締めたい ー 俊side
約二ヶ月ぶりのニューヨーク。
日本に帰国してそんなに時間が経ってないのに、なんだか懐かしい感じがする。
飛行機に乗っていても、考えるのは麗奈の事。
伊澤がちょっかい出してこないか心配だった。
会社には杏子もいるし、送り迎えは海里に頼んでいるし、大丈夫だとは思うが……妙な胸騒ぎがする。
いつもと違って落ち着かない。
自分の事であればこんなに心配はしないのに……。
麗奈は肝心な時ほど無防備だ。
これまでの彼女を見ているからこそ不安になる。
何もなければいいんだが……。
飛行機を降りてスマホの電源を入れメールを確認すると、気になるメールが二件入っていた。
一件目は麗奈から。
【無事に着きました?】
日本に帰国してそんなに時間が経ってないのに、なんだか懐かしい感じがする。
飛行機に乗っていても、考えるのは麗奈の事。
伊澤がちょっかい出してこないか心配だった。
会社には杏子もいるし、送り迎えは海里に頼んでいるし、大丈夫だとは思うが……妙な胸騒ぎがする。
いつもと違って落ち着かない。
自分の事であればこんなに心配はしないのに……。
麗奈は肝心な時ほど無防備だ。
これまでの彼女を見ているからこそ不安になる。
何もなければいいんだが……。
飛行機を降りてスマホの電源を入れメールを確認すると、気になるメールが二件入っていた。
一件目は麗奈から。
【無事に着きました?】