腹黒王子の取扱説明書
「お前は高見の見物か?」
「種は蒔いた。いざという時は助けるけど、お前の交渉力に期待しているよ」
「……持ち上げるような事言ってるが、何もしないって事だろうが」
須崎がポツリと呟く。
「何か言ったかな?もう一度言ったら 、帰りの飛行機エコノミーになるから」
図体がデカイこいつにとっては、エコノミークラスは拷問に等しい。
「……げ。それは勘弁」
須崎が顔を歪め、ぎょっとした目になる。
「俺は俺でアメリカ政府にロビー活動する。何なら代わろうか?」
俺は意地悪く微笑む。
「俺にまだパイプないの知ってるだろ?性格悪いぞ」
「自覚してるよ。俺は一本電話をかけてから行くから、お前は先に行って俺の分も荷物受け取っておいてくれる?」
「種は蒔いた。いざという時は助けるけど、お前の交渉力に期待しているよ」
「……持ち上げるような事言ってるが、何もしないって事だろうが」
須崎がポツリと呟く。
「何か言ったかな?もう一度言ったら 、帰りの飛行機エコノミーになるから」
図体がデカイこいつにとっては、エコノミークラスは拷問に等しい。
「……げ。それは勘弁」
須崎が顔を歪め、ぎょっとした目になる。
「俺は俺でアメリカ政府にロビー活動する。何なら代わろうか?」
俺は意地悪く微笑む。
「俺にまだパイプないの知ってるだろ?性格悪いぞ」
「自覚してるよ。俺は一本電話をかけてから行くから、お前は先に行って俺の分も荷物受け取っておいてくれる?」