腹黒王子の取扱説明書
ひどい……。
この人は悪魔だ。
この上なく美しくて、腹黒い悪魔がそこにいた。
私は唇を拭うと、憎らしげに専務を見た。
昨日この人を見てドキドキした自分が馬鹿みたい。
「結婚相手を探してるなら、もっと馬鹿な男を探した方がいい。杏子にもう会わないと約束するなら、いい男を紹介してあげてもいいよ」
どこまで私を見下せば気がすむのだろう。
あんなバイトしてた私も悪いけど、ここまで言われる筋合いはない。
「結構です!服を着たいので出ていってくれませんか?」
「君の下着姿ならもう見てるし、恥ずかしがる事はない。早くしないと、会社に遅れるんじゃないかな?」
専務は腕組をしてじっと私を見据える。
やっぱり、彼がドレスを脱がしたんだ。
私はそう確信する。
この人は悪魔だ。
この上なく美しくて、腹黒い悪魔がそこにいた。
私は唇を拭うと、憎らしげに専務を見た。
昨日この人を見てドキドキした自分が馬鹿みたい。
「結婚相手を探してるなら、もっと馬鹿な男を探した方がいい。杏子にもう会わないと約束するなら、いい男を紹介してあげてもいいよ」
どこまで私を見下せば気がすむのだろう。
あんなバイトしてた私も悪いけど、ここまで言われる筋合いはない。
「結構です!服を着たいので出ていってくれませんか?」
「君の下着姿ならもう見てるし、恥ずかしがる事はない。早くしないと、会社に遅れるんじゃないかな?」
専務は腕組をしてじっと私を見据える。
やっぱり、彼がドレスを脱がしたんだ。
私はそう確信する。