また、君を笑わせよう
「藍那君、その格好は遊びに行くということですね?」



出かける前に、常紋さんが俺の格好を見て言った。



俺の今の格好はジーンズにパーカーで、前に遊んでいた時もこういう服を着ていたから、一目で遊ぶとわかったのだろう。



「はい!ていっても遊ぶところは壬生寺の庭ですけどね。」



「たとえ壬生寺の庭といえど、おふざけが過ぎてはいけませんよ。」



「わかってます。それでは行ってきます!」



鞄を持って庭に向かった。
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