また、君を笑わせよう
しばらく歩いていたが、



「なにもない。」



周りは木、木、木しかない。



「つまんない。なんかこうないかな、事件とかなんでもいいから。」



いつまでたっても変わらない景色にだんだんと飽きてきた俺がボソッとつぶやいた瞬間、



ガキン、キン、キン



「囲め!数は少ないぞ!」



金属音と男の怒鳴り声がした。
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