また、君を笑わせよう
「おい!しっかりしろ!」



「ぬわっ!」



耳をつんざくようなデカイ声でようやく我に返った。



「お前本当に大丈夫か?もしかしてさっき蹴った衝撃で頭打ったとか。」



「あっ、えっと、も、もう大丈夫!だから、その、降ろしてほしい…」



噛みまくったし、語尾小さくなったけどなんとか言えた。



「あー悪い悪い。」



俺はそっと地面に降ろされた。
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