また、君を笑わせよう
左之さんもあんなことを言ってくる。



ちなみに俺は今新ぱっつあんと左之さんと一緒に町中の巡察だ。



「でもなんでそんなに焦ってんだ?」



「そうそれ!俺も思ってたけど、別に遅かろうが早かろうが変わんなくね?」



「二人とも甘いよ!土方さんにとって監察方に見つからない奴は、相当な手練れ。つまり敵って考えなんだよ。」



「「……なんで敵になんの?」」



「……わっかんね。」



しばらく流れた沈黙を破ったのは、怒鳴り声だった。
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