また、君を笑わせよう
「悪いが屯所までついてきてくれねぇか?色々聞きたいことがある。」



原田左之助がズバッと切りだしてきた。



これは非常にまずい。浪士と新選組の組長とでは違いすぎる。



ここは、一か八かで!!



「あれ、なんかいるぞ。」



後ろを指差しながら言う。



思いの外簡単に引っかかってくれて、俺は逃げることができた。



今度は道を間違えず走り、やっとのことで壬生寺まで辿り着いた。
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