また、君を笑わせよう
その他にも色んな遊びをし、すっかり日が暮れかかっている。



僕もそろそろ帰らないと晩御飯抜きになっちゃうからね。



「…なあ総司。」



俊が言い淀みながら僕の名前を呼んだ。



「どうしたの?もしや僕に隠し事?」



「ぎくっ。べ、別に、明日は遊びに来なくていいからな。」



「…僕が邪魔だから?」



「ち、違う違う!その、異国の兄ちゃんが来るから、じゃなくて!!とにかく明日は大人しく仕事してろ!じゃーな!」



そう言うと俊はダーッと走り去ってしまった。



(異国の兄ちゃん…ふふっ。駿は素直でいい子だ。有力な手がかりが手に入った♪)



僕は軽い足取りで屯所に帰った。



総司side.end
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