モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
「ねーなにそれー!!ずるすぎるんだけどー!」
「何でそんなイケメン2人に、しかも同時にアタックされちゃってんの?!」
「なんか使ったんでしょ?!なに使ったの?!教えなさいよー!!」
全てを話し終わった後………みんなの態度が一変した。
それもそうだ。
平凡で何の取り柄もないあたしが、1日のうちに、上の上レベルのイケメンとも言える太陽くんとひーくんにアタック?をされたんだから。
「で?どうするつもりなの?」
「へ?」
「太陽くんには告白されたんでしょ?そんでひーくんからは本音を聞けて特別だよ的なこと言われたんでしょ?あとは桃が返事するしかないでしょうが」
「……うん」
正直、気持ちはもう決まってる。
ひーくんがあたしに恋愛感情を持っていなくても、あたしが好きだということに変わりはない。
いつだって、今だって、あたしの中にはひーくんしかいなかったんだ。