モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
でも決着をつけるってことは、あたしと付き合うから関係を断とうとしてくれてるってことだよね……?
ってことは………あたしのために今まで遊んでた女の子たちとの関係を整理してくれてるってことなのかな。
うそ……あのひーくんが……?
確かにあたしのことを特別だとは言ってくれたけど、まだ好きだとは言ってもらってない。
だから付き合うことにはなったけど、正直ある程度の束縛はしていいのか分からなかった。
きっとたくさんの女の子と関係を持ってるだろうし、連絡先だって知ってるだろうし……
あたしには到底処理できる問題じゃないと思ったから。
「着いた。あぁ、家の前にいる」
いつの間にかひーくんは携帯を耳に当て電話をしていて、話的にここの家の子だと推理した。
あたしの推理は当たってて、玄関の扉が開いて中からはベリーショートヘアーの目がくりくりな可愛い女の子が出てきた。
「ほんとに来てくれるとは思ってなかった……」