モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
ヤキモチもちもち
ファミレスではお昼ご飯を食べ、食べ終わった後にあたしは気になることを聞いた。
「ねえ、ひーくん」
「ん?」
「もしかしてさ……、他の女の子たちにもさっきみたいに断ってたりするの……?」
「さっきみたいに家に行ったのは悠里が初めて。他はちゃんと連絡して、連絡先もめんどくせぇから消した」
「そっかぁ……」
あたしの勝手な想像じゃなくて、本当に連絡先まで消してくれてた……。
どうしよ、すごい嬉しい。
驚きも隠せないけど、やっぱりどうしても喜びが勝ってしまう。
「そんなに嬉しいの?」
「うん。だって、ひーくんがあたしのために変わろうとしてくれてるんだもん。そりゃ嬉しいよ」
過去のトラウマで誰かと付き合うことを躊躇していたひーくんが、あたしとなら付き合うことを選択してくれた。
あたしのために変わろうとしてくれてるひーくんを………今は愛しく思う。