モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




混乱で頭が真っ白になるあたしを支えるようにしてお店の中に誘導してくれるひーくん。



あたしを真ん中あたりにあるイスに座らせて、ひーくんはその隣に座った。




「ひー、試練って!お前普段どんだけ野蛮なプレイをヤってんだよっ」


「ちゃんと説明してから連れてきてあげろよっ、マジで桃ちゃん可哀想っ、」


「涙目んなってんじゃん!大丈夫?!」




3人はカウンターの奥にいて、2人はひーくんの隣と奥のイスに座っている。



そこからあたしのことを心配してくれてるのか笑ってバカにしてるのかは分からないけど、とりあえずひーくんと仲が良いことが分かっただけでかなり安心できた。




「怖い思いさせてごめんね?ここら辺女の子からすると怖ぇよな?俺から桃ちゃんに会いに行けばよかったわ」




カウンター越しであたしの目の前に立っている男の人は優しい口調で、顔からも優しい人なんだろうなっていうのは分かった。




「この人が珠樹(たまき)くん。この店のオーナー」


「ここ夜はバーやってて、まあ客は知り合いばっかだからさ、たまには桃ちゃんも遊び来て?その時はサービスしてあげるから」



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