モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




8時頃に解散し、あたしは家に着いてすぐひーくんに電話をした。



あの後プレゼントについて話し合った結果、やっぱり初めてのプレゼントだからもっとよく考えて決めることに。



けど、いくら欲しいものをプレゼントしたいからって、ひーくんに直接欲しいものを聞いたんじゃバレてしまう。



だから、ひーくんから欲しいものをなんとなーく聞き出す作戦に乗り出すことになった。




「今、大丈夫?」


「あぁ、どうした?」


「あ、そのー、」


「ん?」



やばっっ。

何て聞くか予習しとくんだった。

はっきり何が欲しい?!なんて聞けないし、遠回しに聞くってどうやんの?!




「初日、どうだった?大変だった?」




とりあえず、疑われないように当たり障りないことを質問してみた。




「あー、まあ普通。知り合いも何人かいるしやってけそうって感じ」


「ならよかったね!いつもこのくらいの時間に終わるの?」


「その日によってとる授業が違うからいつもってことはねぇかな。丸1日やんのもそんなねぇと思う」


「え、じゃあ意外と会えたりする?!」


「は?」


「え?」




< 205 / 413 >

この作品をシェア

pagetop