モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




お子ちゃまには激しかったキスの嵐が終わった後、あたしは意識朦朧とする中でこのまましちゃうのかなー……と身を委ねていたが、ひーくんはあっさりと離れていき、仕舞いには部屋から出て行った。



もしかしてあたしのキスの仕方がキモくて呆れちゃったの?!



焦りまくってどうしようかとパニックになってると、ひーくんはいい匂いのするお弁当を持って戻ってきた。



早とちりだったことに安心し、ひーくんが買ってきてくれたお弁当をあたしとひーくんは仲良く食べた。




「急に部屋出て行っちゃうからびっくりした!お弁当買いに行ってくれてたんだね」


「あれ以上は止められる自信なかったから弁当買いにいくついでに頭冷やしてた」


「止める?」


「何?1つずつ説明してほしいの?」


「……あ……」




あたしはそこでやっと気付いた。




「なら説明してやるよ。男っていうのは好きな子とくっついたりイチャイチャしたりしてると下の部分が、」


「あー!分かった!分かったから説明いらない!しなくて大丈夫!」


「なんならもう1回試す?」


「試しません!早く食べないとご飯冷めちゃうから食べるよ!」





そして、ひーくんが“変態”であることも知ったのだった。









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