モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
「つーか、もう来るなよ」
「え?どういうこと?」
「今日みたいになるのめんどくせぇだろ。どうしたって悠里も受験終わるまであそこに通うんだし、また会ってあいつが何かしてこない保証もねぇし」
「……つまり、あたしを危ない目に合わせたくないから来るなってこと?」
「なに、嬉しいの?」
どうやらあたしが思っている以上に、あたしはひーくんに愛されてるらしい。
簡単な女だ。
ニヤニヤが止まらず顔が火照るのが分かる。
元気に頷くあたしに、ひーくんは不意打ちキスをしてきた。
久しぶりのキスで………顔だけじゃなく身体が一気に熱くなった。
あぁ……もうだめだ……。
大好きだ……。
惚れた方が負けでももうなんでもいい。
勝たなくても全然いい。
こんなに「大好き」で溢れてるんだもん!