モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
あたしの背中に回るひーくんの腕がだんだん下がっていく。
「ひゃっ!ちょっと!ひーくん!」
「ん?」
「ん?じゃなくてっ!ここ学校だよ⁈わかってる?」
「わかってるよ。だから触ってんだろ。それにももも嫌がらないじゃん」
「嫌がらないんじゃなくて動けないのっ」
ひーくんはあたしのお尻を軽く触ったあと、今度はスカートをめくって直に太ももを触ってきた。
これは本当にダメだと思い、「お願いやめてぇ」と必死に懇願した。
かつて彼氏に半泣きでこれ以上触らないでと懇願した彼女がいただろうか。
いないだろう。
このあたし以外に。
「泣いちゃったの?」
あたかも心配してるかのように聞いてくるけど、顔からは嬉しさが溢れ出て、本人は気づいていないのか思いっきりニヤけてる。