モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




「明日もこの格好?」



さっきの3人組が残していったドーナッツたちを片付けてると、ひーくんが後ろでぼやき始めた。



「そうだよ?明日は9時半から11時までが担当」


「聞いてない」


「言ってないもん。だって、ひーくんはイケメンコンテストで忙しいだろうなと思って………」


「無理、却下。こんな露出度高いメイド服なんて聞いてねぇし、男が大好物のニーハイソックスなんて履いてるし、ましてや似合いすぎてて可愛さ倍増なんてありえません他の野郎の前に出せません」


「ちょっ、待って待って‼︎なんか途中可愛いとか嬉しい言葉があってニヤけちゃったけど、却下ってなに⁈もう着ちゃダメってこと⁈」


「イエス。陽様がそんなこと許しません」




すでに交代のため次の時間担当のクラスメートたちが教室に来てて、あたしとひーくんの会話をみんなしてニヤニヤしながら聞いてる。



いくらかっこいいひーくんでも、こんな横暴まかり通るわけない。



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