モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
「なんの話?」
突然背後から現れたのはひーくん。
わわっ………!
今の話聞かれてた………⁈
焦ったのは英二くんも同じようで、2人同時にクルッとひーくんの方を向いた。
あからさまに眉間にしわを寄せるひーくん。
「ねぇねぇ!かき氷食べたい!2年生のクラスで売ってるらしいから早く行こ!」
この場をなんとか誤魔化そうとテンション高めにそう言うと、疑うこともなく「俺もかき氷食いてぇー」とノってくれたので、心の中でよっしゃ!とガッツポーズをした。
2年3組がかき氷を売っていたので、かき氷を買いそのまま教室で食べることにした。
「つーか、なんで英二がいんの?」
ひーくんは口いっぱいにかき氷を頬張ったあと、口を開いた。