モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
「今度はなに企んでんの?あ、ストーカー?もしかしてストーカー役でも頼まれた?」
わかりやすく目を泳がせて動揺する2人。
片方の眉毛についてる異物に触れ、軽く引っ張ると「ってぇ!」と叫び声をあげた。
「なにすんだよっ!」
「ゴミがついてるからとってあげようとしただけだろ」
「おっまえなぁ……っ」
「いいから質問に答えろよ。じゃねぇとほんとにコレ皮膚ごととっちゃうよ?」
チャラい見た目と違って、手を出してくる性格じゃないことはすでに知ってる。
大人しく口を開き、全ての計画を話した。
想像通りで、最初から疑ってたストーカーも絢が勝手に話したデマだった。
驚きはなく、あぁやっぱりなと納得してしまった。