モテすぎる先輩の溺甘♡注意報


「ばあちゃんさ、桃のこと気に入ってるみたいで、この前「桃ちゃん泣かせるようなことしたら許さないからね」って言われた」



ひーくんの部屋に入ってすぐに言われた言葉。



ますますおばあちゃんのことが好きになった瞬間でもあった。

それなのに……‼︎!



ひーくんらしれっとソファまであたしを連れてきた。


えっ、今大事な話してたんじゃないの?



心がほんわかしていたあたしなんか御構いなしに、自分が座ったあと膝の上にあたしを乗せる。



「あの、ひーくん?おばあちゃんの話は?」


「さっきので終わりだけど?」


「例え終わりだとしても、切り替え早くない⁈」


「早ぇに決まってんだろ。キスしたくてしょうがねぇんだから」



その言葉にドキッとしたのもつかの間……首の後ろを掴まれ次第にひーくんとの距離が近づく。



心の準備ができてない自分をどんなに装っても心は嘘をつけない。


こうして綺麗な瞳に見つめられるだけでなにされてもいいやって気持ちになっちゃう……。



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