モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
「さっ、最低っ!」
「ふーん。気持ち良さそうにしてたけどな?」
「してない!絶対してない!てか、もうキスしないでって言ったじゃん!」
「あれはなるべく、だろ?」
「だ、だめだよ。なるべくじゃなくて、絶対だめ!キス禁止!てか、接近禁止!」
酸素を取り入れいつもの調子を取り戻したあたしはひーくんからすぐに離れて距離を保った。
この男は、並大抵のことじゃあたしの言うことを聞かない。
「お返しなんだから、そこまで怒るなよ」
「怒るよ。だって、あ、あんなキス、」
「あんなキス?あんなって?」
「あー!もうー!ひーくんといるとほんと調子狂う」