モテすぎる先輩の溺甘♡注意報


基本あたしと元希2人は中学時代の話で盛り上がり、その他のメンバーは自己紹介から入りまとめるのが上手な葉月を中心に話が盛り上がっていた。



明らかに葉月はイケメンくんを狙っていて、質問攻めされるイケメンくんはどこか困ってるようにも見えた。



あっという間に昼休みが終わり、教室へ戻ることにした。



「元希くんと桃ってもしかして付き合ってたの?なんか妙に仲良くない?」



葉月がニヤニヤしながら聞いてくる。



「あたしと元希が⁈ないない!兄妹みたいな感じだもん」

「それな!一瞬おまえを女として見たことねぇ。顔だけだしな可愛いのは」

「はぁ?ほんと一言余計!」



そんなやり取りに葉月たちは笑い、あたしも久しぶりに中学のときを思い出して楽しくて、廊下にはあたしたちの笑い声が響いた……。



教室がある校舎に行くため2階の中廊下を通らなければならない。

それなのに、そこには見た目からして決して優等生ではないであろう男の子たちが通路を塞いでいた。

< 5 / 413 >

この作品をシェア

pagetop