モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




不覚にもひーくんの友達を見ていたら目が合ってしまい、一瞬ニヤッとされた気がした。




「まだカラダだるい?大丈夫かよ?」

「あー……、まあ、ちょっと」

「あんま無理すんなよ?」

「あぁ?うるせーよ。さっさと行け」

「はぁー冷たいねー。はいはい。さっさと消えますよー」




あたしと目があったのにまるであたしには気づいてないかのように振る舞うお友達はベッドにいるであろうひーくんにそう話しかけると、すぐに窓を閉めてその場からいなくなった。



……会話からして、もしかしたらひーくんは風邪をひいてるのかもしれない。



だるいって言ってたし。



自然と……体は動いていた。



薄黄色の上にレールがついたカーテンを少し開けると………そこにはひーくんが寝ていた。



なぜか上半身裸で、下には体操着の短パンを履いてるものの腰パンしてるからかちょっとだけパンツが見えて……あたしは顔を逸らした。



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