モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




「とりあえず服着なよっ、そんな格好してる方が悪化するよ」


「んー」


「んーじゃなくて!」




足元に下に同じ紫のチームTシャツが落ちていたためあたしはそれを取り、ひーくんに着せるためにちょっと歩いた。



が、1回曲げた膝を伸ばした瞬間に激痛が走り………




「きゃっ」


「うおっ」




あたしはひーくんの上に勢い良くダイブした。




「桃ちゃん、だいたーん」


「ち、ちがっ」


「何、目ぇ逸らしてんの?裸なんか腐るほど見てきただろ?」




退こうとしたら腕を掴まれて身動きできなくなり、あたしは完全にひーくんの支配下に入ってしまった。



確かに小学校の低学年までは一緒にお風呂に入ったこともあったし裸も見たことあったけど、今の裸を見るのとそれはまったく次元が違う。



色々なことが未経験なあたしには刺激が強すぎる。



ましてや、ひーくんなんて……。



程よく筋肉がついていて、腹筋なんか割れちゃってるんだもん。



男の人でセクシーって言葉が似合う人なんかいるんだなぁ。



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