‡詩集‡積木


水無月の雨は

君の濡れた髪

ひたひたと押し寄せた滴



さよならの涙か

はじめての接吻か



嗚呼、君の気持ちを知って

紫陽花色に変わった

まさに低気圧は

梅雨前線



哀しみで水浸しの君が

鳴いている

泣いている


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