小さな君が好きすぎて
ズキン...
「そ、そーだよ笹尾先生。あたしはこいつの親みたいなもんだからさぁ。ね、翔ちゃーん」
あたしはそんなことを言って、皆の笑いをとった。
ズキン、と少し胸が痛んだけど 無視する事にしよう。
「さ、先生!早くホームルーム終わりにしよっ」
あたしは笑って先生にそう言った。
「その笑顔で言われると...って、お前らのせいだろ!」
ったく...と,先生は呆れた顔で教卓へ戻って ホームルーム終了の号令をかけた。