俺の言い訳×アイツの言い分〜あの海で君と〜
駿祐が、同じ境遇の選手の下で、同じ練習に加わらせてもらっているとは、聞いて知っている琴乃。
それ以上の詳しいことは、紺野を通して、慶太から教えてもらっていた。
アメリカに居る紺野としては、
家族が心配しないようにと考慮したことで、
今だに、琴乃と慶太が繋がっているとは知らなかったのだろう。
その内容を掻い摘んで、琴乃に報告していた慶太は、あることを黙っていた。
その選手は、一つ歳下の女の子だった。
名前はアシュリー。
彼女は、つぎのオリンピックも、その先も、常に目標を持って、日々練習に励んでいるという。
怪我は2年も前のことで、
彼女をサポートするチームの中には、
彼女が誰よりも信頼をおいているサブコーチがいて、
その人には、駿祐も、常に世話になっているとか。
そのサブコーチは、もともと、シンクロの選手を目指していた人で、挫折を機に、猛勉強の末、スポーツドクターの資格を取得。
彼女の怪我を診察したのがきっかけで、今では、精神面でも支え、チームの一員として活躍している女性だ。
その人の指導にしたがって練習するも、
どうしても、勝手に自分とアシュリーとを比較してしまい、
その度、落ち込む駿祐を
そのサブコーチが、うまく操り、
サポートしてくれているらしい。
いつしか、駿祐は、
そのサブコーチのリサを尊敬し、
リサの下に居ることに、安心すら感じていた。
それが“恋”なのかどうかは分からないが、
今のやる気の源は、リサのお陰なのは間違いなかった。
それ以上の詳しいことは、紺野を通して、慶太から教えてもらっていた。
アメリカに居る紺野としては、
家族が心配しないようにと考慮したことで、
今だに、琴乃と慶太が繋がっているとは知らなかったのだろう。
その内容を掻い摘んで、琴乃に報告していた慶太は、あることを黙っていた。
その選手は、一つ歳下の女の子だった。
名前はアシュリー。
彼女は、つぎのオリンピックも、その先も、常に目標を持って、日々練習に励んでいるという。
怪我は2年も前のことで、
彼女をサポートするチームの中には、
彼女が誰よりも信頼をおいているサブコーチがいて、
その人には、駿祐も、常に世話になっているとか。
そのサブコーチは、もともと、シンクロの選手を目指していた人で、挫折を機に、猛勉強の末、スポーツドクターの資格を取得。
彼女の怪我を診察したのがきっかけで、今では、精神面でも支え、チームの一員として活躍している女性だ。
その人の指導にしたがって練習するも、
どうしても、勝手に自分とアシュリーとを比較してしまい、
その度、落ち込む駿祐を
そのサブコーチが、うまく操り、
サポートしてくれているらしい。
いつしか、駿祐は、
そのサブコーチのリサを尊敬し、
リサの下に居ることに、安心すら感じていた。
それが“恋”なのかどうかは分からないが、
今のやる気の源は、リサのお陰なのは間違いなかった。