俺の言い訳×アイツの言い分〜あの海で君と〜
「え?」
「イイんです!俺は、兄貴と違って才能ないし、ソレを分かっていて続けるより、何か他に、自分に合ったモノがあるような気がしてるんですよ!」
「まぁ…なぁ。そりゃあ色々とやってみるのも良いと思うぜ!凄いなぁ。俺がその歳の頃、そんなこと考えつかなかったよ。」
「…そうっすか?」
「俺はホラ、他になんも無かったし…でもな、やりたいこと見つけたんだよ!」
「へ〜。何すかソレ?」
「ダイビング!やっぱ俺、水が好きなんだよな!だから、まだ学生ではありたいんだ〜!」
「あんたねぇ!そんな理由で大学受験すんの?」
「…琴乃ちゃんの理由は何?」
「あたしは…」
琴乃は、何も言えなかった。
「ほら!そんなもんだろ?良いトコに就職して、イイ男ゲットして、」
「ち、違うもん!」
「…そんなムキになんなくてもイイじゃん。」
「だって…」
「たとえばの話だよ、そんなの…」
分かっていた…
自分に何も無いことぐらい、
痛いほど痛感している琴乃は、
あの夏、
駿祐とのことがあってから、
ずっと、頭の隅にそのことがあった。
自分にも目標があったなら、
もっと、自信やプライドがあったなら…
そしたら、何かが、違っていたような気がしてならなかった。
でも、未だ見つからず、
このままではイケないと、
だから、大学にいって、
何かを見つけたいと考えるのだ。
「イイんです!俺は、兄貴と違って才能ないし、ソレを分かっていて続けるより、何か他に、自分に合ったモノがあるような気がしてるんですよ!」
「まぁ…なぁ。そりゃあ色々とやってみるのも良いと思うぜ!凄いなぁ。俺がその歳の頃、そんなこと考えつかなかったよ。」
「…そうっすか?」
「俺はホラ、他になんも無かったし…でもな、やりたいこと見つけたんだよ!」
「へ〜。何すかソレ?」
「ダイビング!やっぱ俺、水が好きなんだよな!だから、まだ学生ではありたいんだ〜!」
「あんたねぇ!そんな理由で大学受験すんの?」
「…琴乃ちゃんの理由は何?」
「あたしは…」
琴乃は、何も言えなかった。
「ほら!そんなもんだろ?良いトコに就職して、イイ男ゲットして、」
「ち、違うもん!」
「…そんなムキになんなくてもイイじゃん。」
「だって…」
「たとえばの話だよ、そんなの…」
分かっていた…
自分に何も無いことぐらい、
痛いほど痛感している琴乃は、
あの夏、
駿祐とのことがあってから、
ずっと、頭の隅にそのことがあった。
自分にも目標があったなら、
もっと、自信やプライドがあったなら…
そしたら、何かが、違っていたような気がしてならなかった。
でも、未だ見つからず、
このままではイケないと、
だから、大学にいって、
何かを見つけたいと考えるのだ。