俺の言い訳×アイツの言い分〜あの海で君と〜
「え?(知ってたんじゃなかったの?…あ、でも、何も無かったじゃん…あたし達。)」
「俺はさぁ、
“駿祐、恋はしてるんだ”って、
安心してたんだけど、勘違いだった?」
「…紺野!」
「なんすか?」
「あたし、あんたの機転には、いつも感心してた!」
「なんですか、それ?」
「気付いてないの?それって天性だね!あんたは、自信もってイイと思う!大丈夫!頑張って!」
「よくわからんけど、あんがと。」〜〜
「琴乃ちゃん!?」
ハッとして、我に帰った琴乃は、
慌てて、その声の方を見た。
「どうしたんすかぁ?」
そして、駆け寄ってくる慶太に、
怯むこと無く、琴乃は言った。
「水泳部の部長が、何してんの!?」
「ちょっと、トレーニングを。」
「自覚持って行動しないと、ダメじゃん!」
「あ、すみません。」
「あたしにじゃないでしょ!後輩に示しがつかないよ!」
「…はい、気を付けます。」
「なら、早く行かないと!」
「はい!」
そそくさと、水泳部へと向かう、
慶太の後ろ姿を、
琴乃は、ただ見送った。
そして、ふと思うのだった。
(あたし、何やってんだ?
いったい、何しに来たんだろう?…帰ろ。)
「俺はさぁ、
“駿祐、恋はしてるんだ”って、
安心してたんだけど、勘違いだった?」
「…紺野!」
「なんすか?」
「あたし、あんたの機転には、いつも感心してた!」
「なんですか、それ?」
「気付いてないの?それって天性だね!あんたは、自信もってイイと思う!大丈夫!頑張って!」
「よくわからんけど、あんがと。」〜〜
「琴乃ちゃん!?」
ハッとして、我に帰った琴乃は、
慌てて、その声の方を見た。
「どうしたんすかぁ?」
そして、駆け寄ってくる慶太に、
怯むこと無く、琴乃は言った。
「水泳部の部長が、何してんの!?」
「ちょっと、トレーニングを。」
「自覚持って行動しないと、ダメじゃん!」
「あ、すみません。」
「あたしにじゃないでしょ!後輩に示しがつかないよ!」
「…はい、気を付けます。」
「なら、早く行かないと!」
「はい!」
そそくさと、水泳部へと向かう、
慶太の後ろ姿を、
琴乃は、ただ見送った。
そして、ふと思うのだった。
(あたし、何やってんだ?
いったい、何しに来たんだろう?…帰ろ。)