またあの日と同じ場所で
そこにいたのは、さっき職員室の場所を聞いてきた人だった。
「山口奏多(かなた)です。まだわからないことばかりなので、色々教えてくれると嬉しいです。これからよろしくおねがいします。」
「はい、ありがとう。皆も仲良くしてやってくれ。席は……そうだな、小牧の隣に座ってくれるか?」
わたし!?
「小牧、山口の世話を頼むぞ。」
おいおい、まじかよ……。
山口くんが隣の席にやってくる。あぁ、どうして……。とりあえず挨拶はしなくちゃ。
「はじめまして山口くん。その……何かあったら、遠慮せずに聞いてね?」
「はい、ありがとうございます。」
ふぅ。なんとか挨拶はできたぞ。
「それじゃ、新学期最初の授業気を引き締めていくように。」
先生が教室を出ると、すぐに1人の男の子が駆け寄ってきた。幼なじみの天馬(てんま)だ。
「アイツでっけぇなぁ〜。くっそ〜。」
確かに天馬は私より少し大きいくらいで、山口くんは天馬より12~3センチは大きい。
「まぁ、郁乃より大きいからいいか!」
「いや張り合ってないし。」
「なんだよ〜!つまんねぇなぁ。」
そう言って天馬は駆けて行った。
「なんなんだよあいつ……。」
まぁいつもの事なので気にはしないけども。そうこうしてる間に授業が始まろうとしている。私は席について始業のチャイムを待った。
「山口奏多(かなた)です。まだわからないことばかりなので、色々教えてくれると嬉しいです。これからよろしくおねがいします。」
「はい、ありがとう。皆も仲良くしてやってくれ。席は……そうだな、小牧の隣に座ってくれるか?」
わたし!?
「小牧、山口の世話を頼むぞ。」
おいおい、まじかよ……。
山口くんが隣の席にやってくる。あぁ、どうして……。とりあえず挨拶はしなくちゃ。
「はじめまして山口くん。その……何かあったら、遠慮せずに聞いてね?」
「はい、ありがとうございます。」
ふぅ。なんとか挨拶はできたぞ。
「それじゃ、新学期最初の授業気を引き締めていくように。」
先生が教室を出ると、すぐに1人の男の子が駆け寄ってきた。幼なじみの天馬(てんま)だ。
「アイツでっけぇなぁ〜。くっそ〜。」
確かに天馬は私より少し大きいくらいで、山口くんは天馬より12~3センチは大きい。
「まぁ、郁乃より大きいからいいか!」
「いや張り合ってないし。」
「なんだよ〜!つまんねぇなぁ。」
そう言って天馬は駆けて行った。
「なんなんだよあいつ……。」
まぁいつもの事なので気にはしないけども。そうこうしてる間に授業が始まろうとしている。私は席について始業のチャイムを待った。