伝え忘れた想い。
購入した日の夜は好きなアーティストのアルバムを借りまくって
家のPCに泣きながら戦いをして何とかしてiPodに曲を入れた。
次の日には昨日まで携帯で音質の悪いダウンロードした曲を聞いていたのを
買いたてのiPodで曲を聴きながら学校に登校した。
「みなの衆!見てくれ!」
「あ、サチそれiPodじゃん!」
「へー、庄司買ったんだ。
そういえば昨日は丁度給料日だったしね」
クラスに着くとすぐに友達に見せびらかすようにiPodを見せる。
「うん!これあたしの汗と涙の結晶で作られたiPod」
「いーなー。あたしもバイトしようかなー」
「あんたは部活があるでしょ」
「サチはいーなぁ。バイトしてお金使いたい放題で」
バスケ部に所属しているハナからしたらバイトしている人は使えるお金が多くあって羨ましい対象らしい。