妖しがりて寄りてみるに
朝ごはんを食べて、屋根裏へ行き、
昼ごはんを食べて、屋根裏へ行き、
晩ごはんを食べて、屋根裏へ行った。
お互いに、求めても求めても足りなかった。
最初は痛いだけだった行為も、回数を重ねるごとに、私は蓮くんの体の虜になっていった。
屋根裏部屋にも、やはり本がたくさんあって、時には埋もれている官能小説のマネ事をしたりもした。
この家にある本は、全部亡くなったおじいさんのお父さんのものだって、蓮くんが教えてくれた。
ふざけ合ったり、
話し合ったり、
いたわり合ったり、
求め合ったり…
だんだん、
私の体は蓮くんなしではなんにもできなくなっていた。
離れたくない。
その気持ちは日に日に増していく。
どうすることもできないのに。