.。.:*Distant memory.。.:*
「……こわいよな?」

その言葉に、ミラは小さく頷く。

「急に……頭が痛くなって………」

「なにか思い出したのか?」
「ううん。思い出せないけど……なんだか……思い出しちゃ行けないような気がして……。勝手に体も震えて…」

とうつ向くミラ。

「……記憶。戻したいか?」
「………わからないー……。…私、へんなのかな??記憶戻らなくてもいいのかなっておもの。」

まかさミラからそんな言葉がでるとは思わなかったリオン。

「……いいのか?」

「今の生活、楽しいの。時々、今日みたいに怖い時もあるけど……。リオがいてくれるから」

と、笑いかけるミラ。
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