.。.:*Distant memory.。.:*
両親の眠る墓の前に座り込むミラ。

「……お父様、お母様………遅くなってしまって……ごめんなさい………」

目の前にある墓を見て……
ほんとに、死んでしまったのだと………確信するミラ。

カサ……

「………リオ……」

リオンは咲いていた花を摘み取り、
墓に添える。

「ないよりいいだろ、」

「ー………ありがとう。」

それからしばらくの間、
ミラはその場所に座り込み…
リオンも気を使い1人にする。



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