.。.:*Distant memory.。.:*
数時間後ー……
「もういいのか?」
「うん、大丈夫ー…」
戻ってきたミラに声をかけるリオン。
少し笑いかけるミラ。

「えらいわね、ミラ……」
キュっと抱きしめるラナ。
「ラナさん……」
「こんなことつらいはずなのに……。しっかり自分で確認して…。」
「……なんだか不思議で…。悲しいんですけど……。どこか、受け入れてる私がいて……」

実際に、状況を見てー……
これが現実なんだと、確信するミラ。


「じゃあー……出発するか。」
「うん、」
そして船はアルディエヌを後にするー……

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