.。.:*Distant memory.。.:*
と、リオンに聞かなくても察したラナ。

「あいつ……俺らの心配ばっかしやがって………。…いい迷惑なんだよ……」
「リオ………」
ラナはリオンが心配になり、近寄ろうとするが

クイッ

「ユウガ………」
「今は1人のほうがいいだろ。そっとしといてやれ」
「………そうね」


部屋に戻るとともに
ガンっ………

(っくそ…………。なんでこんな…………。)

壁に思いっきり拳をぶつけるリオン。

(あいつに心配させるなんて……すげぇかっこ悪りぃ……)

ミラをあのまま行かせてしまったこと。
心配までさせてしまったことに、
悔しい気持ちでいっぱいのリオン。
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