.。.:*Distant memory.。.:*
その夜ー……
お酒を片手に甲板で海眺めるリオン。

「ちょっとリオ、あんた飲みすぎじゃないの?」
「ラナに言われたくねぇ………」

「ったく。………前に戻った。…そうでしょ、リオ。」
「………そうだな。」
と、リオンは話すも
意識はボーとしており……

「しっかりしなさいよ、船長。…つらいのは、ミラだって同じよ。…あんなウソついて……。ほんと、あの子は……」
そう話すラナの瞳は涙ぐんでいた。

「ラナが泣くとこ、久しぶりに見たな……」
「ちょっと!バカにしてる!?」
「してねぇよ…。泣くんならユウガんとこ行けよー。」

「なっ……///ばかっ」
そう言われ、少し顔を赤くするラナ。
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