.。.:*Distant memory.。.:*
「…リオ、もう一度………」

「言うかよ…//……っと。ミラ、そろそろ行くぞ?」
と、リオンは立ち上がりミラの手を取ろうとするが、
なかなか取らないミラ。

「…私、あんな嘘ついちゃったからー…………。みんなに、ひどいことした………」
そう俯くミラ。

「…そうだな?」

その言葉に、胸が苦しくなる。
泣きそうになるミラ。
そして、リオンはグイッとミラをだき抱え

「だから。直接言えよ、あいつらにー…」
「リオ…………」
「言っとくけど、俺だって傷ついたんだからな?…嘘だって分かってたけど。」
「………っ。ごめんなさい…………」
ミラの瞳からは、涙が溢れる……
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