.。.:*Distant memory.。.:*
しばらく歩くと、湖がみえた。
するとそこには、座り込み湖を覗いている女の子が一人。それは、もちろんミラ。

リオンはなんとなく声をかける。


「お前なにしてんの?」

声をかけられ、振り向くミラ。

「えっ?!あの………」

まさか人が来るとは思わなかったミラは、そわそわする。

「あの…湖に……懐中時計落としちゃって…」

「……で?」

「えっ??」

「取ってくればいいんじゃねぇの?」

リオンの言葉に、シュンとなるミラ。
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