複雑な恋
『よし、はん決めするからこの箱から紙もってけー』
『ねぇ、まなか?さっきのわざとでしょ?』
『えー何のことー??(笑)』

まなか絶対私で遊んでやがる…
まぁいいや、このはん決めで岩崎と一緒になればいいんだから

『木更津さんー紙取って』
『あ、ごめん』
私の紙には5と書いてあった、恐る恐る岩崎の方を見ると

『木更津も5?俺も!』

神様仏様ありがとうございます。
ついでに

『ことみ5?わたしもー(笑)』

まなかも、なんか今年はついてるかも♪

『紅まことです。よろしくお願いします』

その子は美白で前髪も完璧に揃ってるしかもスカートにパニエ付いてるし…

『よろしくー』
『よろー』
『あ!みきともこのはんなんだな!』

『うん、けいごもな
遊佐みきとです、よろしくー』

遊佐…なんか、可愛い(笑)

『よろしくー』
『おう』
『今日はこれで学校終わりかどうするみきと?』

そっか、なんか1日が短く感じたな

『このはんになったことも祝ってどっかいくかー?
もちろん、けいごのおごりでー♪』
『おい!
ふざけんなよ…』
『いやいや、冗談だってー』
『まぁ、じゃあマクドにでも行きますかーあ、金は自分持ちだからな?!』
『分かったから岩崎うるさい!』

え?男子と出掛けるとか小学校以来なんだけど大丈夫かな…

『おい、』
『えっ!あ、なに?』
『木更津も行くだろ?』

はぁ、そんなさ岩崎に言われたら
行かないなんて言えるわけないじゃん

『もちろん、行くよ!』
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop