海までの道 ~あなたと私の距離~


『気持ちよかった。海で泳いでいる気分みたいだったよ』


「…」


『航太?…』


小さいソファに足を抱え込み、眠っている。


…かわいい…


疲れちゃったんだよね。運転や今日の計画も航太がやってくれたんだから。


『ありがと。航太』


そっと、寝顔にキスをした。


航太は起きない。



…どうしよう。このままソファで寝たら寝づらいだろうし、起こすのも可哀想だしなぁ…
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