海までの道 ~あなたと私の距離~


ガタン! 


『いたい!』 


…最悪… 


…頭ぶつけた…


誰かに肩をゆすられた。


「和奏、大丈夫? 降りるよ。」


『えっ?』

何がなんだかわからないまま、手を引かれてバスを降りた。


『えっ、何? ここ、どこ?』



私は高校生に囲まれていた。
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