海までの道 ~あなたと私の距離~
第3章
波導の出会い
何か始めようかな。
新しい自分を探してみたくなった。
そう思っているときに、友達から本屋のバイトを紹介された。
本は大好きだからすぐに引き受けることにした。
大好きな物と触れ合えることは、幸せだ。
お店の人達ともすぐに仲良くなれ、仕事も楽しくすることができた。
「和奏ちゃん、今日は書籍の並び替えと、チェックお願い。雑誌と写真集コーナーね」
『ハーイ』
いつものように書店名のついたブルーのエプロンをつけ、仕事を始めた。