海までの道 ~あなたと私の距離~



「気持ちいいなぁ。ずっといたいねー」航太が言った。



『あのね、私…航太さんのこと好きになってもいいかなぁ。っ言うか、もう好きなんだけど』



自分でもびっくりするくらい素直に言えた。



「えっ、俺でいいの?実は、俺もさ、初めて会ったときから海と空と同じくらい和奏ちゃんのこと大好きなんだけど…あー恥ずかしいなぁ。こんなこというの…」



「これからもヨロシク」



といって航太は私の頭をなでてくれ、そして、キスをした。




青い海の中、太陽の光が水中をキラキラと照らしているようなあたたかいキスだった。
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