涙〜あなただけが〜
それから他愛もない話をした
直哉先生のこと
バスケのこと
それからクラスのこと
「アハハ!そんなん言ってないよ~」
「はあ!?お前言ってたかんな!!」
楽しい時間を過ごしてた
「ほら、もうつくよ!!」
浴衣を着た女の子がたくさん
やっぱり私も着てきたかったな...
「香澄?」
「ん?」
「どんな香澄でも可愛いから大丈夫」
きっと私が何を考えていたのか
晴人にはきっとわかってたんだね
どうしようもなく嬉しくて
「...ありがとう」
晴人の顔をうまく見れなかった
「ん,てか座る場所なくね?」
「んー、ないね」
全て人混み
こんなんじゃゆっくり見れないな
ヒュルルルルル
ドン!!!!
「「あ!」」
一発目は赤い大きな大輪だった
「始まっちゃったよ!!」