涙〜あなただけが〜

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｢で、俺のばーちゃんが...｣



｢ねー、もう言わないで！｣




ただ今絶賛、怖い話中




こう見えて幽霊は大の苦手です




なんでよりによって今日この話！？


ムードもへったくれもない





｢わっ！｣


｢キャーーーーーーっ！！！！｣





なになになになに？


右手にあった感覚が消えた






｢...晴人？｣




人通りのない公園


こんなところに一人にしないでよ...




｢晴人ぉ！！｣



やだ、もう泣きそう





｢香澄｣




大きい手が後ろから回ってきた




大好きな柔軟剤と汗が混ざった匂い



｢怖がらせてごめん。

なんかからかいたくて｣




何か言ってやりたかったけど

それどころじゃない