涙〜あなただけが〜
消えないんだ
どんなに嫌でも事実は消せない
なんで女の人は逃げないんだろう
そう思っていたのは他でもない
私だった
逃げないんじゃない
逃げられないんだ
怖くて
どうしようもできなくて
ずっとその光景が脳裏に焼き付く
「疲れた...」
「か、すみ......?」
言ってはいけないって思うのに
口が止まらないの
「もう、いいよ...」
自分なりに頑張ったもん
努力だってしてきた
それでも幸せなんてつかめなかった
「死にたい...」
それしか考えられなくなってしまっていた
それが私の結論だった