涙〜あなただけが〜




「わー、黒くなったね!!!」



夏休みが終わり新学期がやってきた




「そーか?」




そんなに白かったわけでもなかった優人が
すっかりインド人並みの黒さになっていた





「誰だかわかんなかったよ~」



「俺より晴人のほうが焼けたんじゃね?」




───ドキッ





「そう、なんだ...」




「そうなんだって、お前ら会ってないの」





怪訝そうな優人の顔から目を背けた





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